★特徴☆

ソテツに似た外見を持ち、恐竜時代を彷彿とさせる「原始的な美しさ」が魅力。
実際にシダ植物や針葉樹と並び、太古の植物の仲間で「リビング・フォッシル（生きた化石）」と呼ばれることもあります。

葉には細かい毛が生えており、ややざらついた質感（ベルベット状）が特徴。
葉色は濃い緑で光沢は少なく、落ち着いた印象を与えます。

背丈はあまり高くならず、幅広く横に広がるように成長します。
鉢植えやロックガーデン、低木のボーダー植栽に適しています。

メキシコ原産で、高温・乾燥に強いという耐性を持ちます。
日当たりのよい場所でも葉焼けしにくく、屋外管理も可能です。

根腐れを避ければ、水やりは控えめでOK。
病害虫にも比較的強く、初心者にも扱いやすい植物です。

★置き場所☆

日当たりは直射日光を避け屋外なら半日陰を選んであげましょう。
直射日光は葉焼けの原因になるので注意が必要です。定期的に屋外で日光浴をさせると良いでしょう。

温度が高い環境を好む一方で、寒さには弱い性質があります。

屋外で育てている場合は、日中を通して10～12℃を下回るようなら、室内に移動させてください。

★水やり・肥料☆

《水やり》
春〜秋（生育期）は、土がしっかり乾いてからたっぷりと水やりします。
表土が乾いてから2〜3日後が目安です。

過湿は根腐れの原因になるので注意しましょう。
鉢皿に水が溜まらないようにしてください。

冬（休眠期）は水やりは控えめにします。
月に1〜2回程度でも十分です。
土がカラカラに乾いてから数日空けると安全です。

寒さと湿気の組み合わせは根を傷めやすいので特に注意が必要です。

《肥料》
春〜秋（成長期）は、緩効性肥料（置き肥）を2ヶ月に1回程度、または液体肥料を2週間に1回程度与えます。
濃度は規定の半分程度に薄めると安心です。

冬は、基本的に肥料は与えません。
生長が止まっているため、肥料を与えても吸収されず、根を傷める原因になります。

★耐寒性☆

体感温度の目安は、5℃前後までです。
霜には非常に弱く、寒さで葉が黄変・黒変したり、落葉することがあります。

冬越しのポイントとしては、気温が10℃を下回る前に、明るく暖かい室内に移動させましょう。
鉢の下に断熱マットを敷いたり、夜間は窓から離して冷気を避けてあげましょう。
必要に応じて簡易温室を使用すると良いです。

ザミア・フルフラセアは比較的丈夫な植物ですが、寒さにだけはとても敏感です。
秋のうちに冬支度を始めると、春には元気な姿を見せてくれますよ。

★風水効果☆

ザミアは丸みを帯びた葉と力強い幹を持ち、「安定」と「豊かさ」の象徴とされます。特に土のエネルギーが強いため、金運や蓄財運を高める植物と考えられています。

葉が放射状に広がる姿は「調和」や「団結」を表すため、家族の絆を深める効果があるとされています。リビングや家族が集まる場所に置くと良いとされます。

ザミアはどっしりとした安定感のあるフォルムが特徴で、空間に落ち着いた気をもたらすため、玄関や書斎に置くことで悪い気を吸収し、良い気を留めるとされます。

丈夫で成長がゆっくりな性質から、「着実に前進する」象徴として、ビジネス運や仕事運にも良い影響を与えるといわれています。